
シスター萌え〜!それも強烈な萌えの一つです。シスターとはカトリック教会の尼僧ですね。その代表的なキャラは「かんなぎ」のざんげちゃんでしょう。上の写真はそのざんげちゃんが抱き枕になったヤツです。『かんなぎ』自体が宗教観に基づいたアニメですからね。そしてざんげちゃんが私にとってストライクだったのです!あのときの恍惚感はことばでは表せない。とくに、ほっぺたの傷をペロリとしたときのシーンは、体全身が「ぎょえぇぇええええ!!!!」ってハリネズミ状態になっちゃいました!私のシスター萌えが目覚めた瞬間でした。このシスター萌え、つまり巫女萌えの西洋版ともいうべきこの偉大なる萌え、宗教的な意味合いが込められているこの萌えを解析していきたいと思います!
さて世界でもっとも有名なシスターはマザー・テレサでしょう。「ええ、マザーテレサに萌え?うげぇ、キモい・・・」と判断されるのは早計です。まぁ、まずは私の言い分を。マザーテレサ、つまり「聖母テレサ」です。彼女の本名はアグネス・ゴンジャ・ボヤジュ、そしてミドルネームのゴンジャというのが英語でいうRosebud、つまり「薔薇のつぼみ」という意味です。そして動詞の「to bud(つぼみが出る)」を日本語のシノニムで「萌える」と言うのです。そう、バラ萌えなのです。
『マリみて』はまさにバラ萌えなのです。リリアン女学園はカトリック系ですからね。なにしろシスターが経営してる学校ですからね。そして、とくに山百合会(生徒会)の会員にはバラの称号が与えられ、三年生は「薔薇様がた」と呼ばれます。山百合会では三年生が「薔薇様」であり、二年生が「薔薇のつぼみ」であり、一年生が「薔薇のつぼみの妹(プチ・スール)」となります。プチ・スールはフランス語で「妹」です。そう、スールとはまさに英語でいう「シスター(姉妹)」という意味なのです。リリアン女学園でもっとも人気の高かった小笠原祥子さまの『マリみて第一期』のときの称号は「赤バラのつぼみ」いわゆるフランス語で「ロサ・キネシス・アン・ブートン( Rosa Chinensis en bouton)」でした。そして、「ブートゥン」はフランス語で「つぼみ」のことですからですから「萌え」であり、もっとも萌える時期、その女の子がもっともニンフ的、それは高校二年生の女子高生、そう、17歳の美少女に相当するのです。だから、17歳こそが永遠の美を体現しているという教義を17歳教団は信奉し、布教しているのです。その教祖井上喜久子も「17歳」をもっとも萌えが体現される時期としているのでしょう。よってアン・ブートゥンこそが「萌えっ子」であり、17歳が萌えっ子の理想の年齢となるのです。
それはさておき、ローズバッドはニンフ的キャラクターを示唆するものがあるようです。オルソン・ウェルズの大作『シティズン・ケーン』のモデルとなった新聞王のウィリアム・ハーストの十代の愛人のニックネームが「ローズバッド」だったそうです。そして、ナボコフの『ロリータ』のヒロインであるロリータの別称である「ニンフェット」は「ニンフ(妖精)」の指小辞であり、「ニンフ」がギリシャ語でいう「バラのつぼみ」という意味なのです。そしてローズバッドは英語の俗語で「美少女」を意味します。ここで萌えっ子の驚くべき共通点にお気づきになったかと思います。美少女、薔薇のつぼみ、ニンフェット、ロリータ、シスター、すべて萌えにつながるではありませんか!そして、その極めつけはロリータは「ローラ」の指小辞であり、「ローラ」の正式名が「ドロレス」。そしてドロレスの愛称が「ローラ」で、そしてそのドロレスは「マリア・デ・ドロレス(悲しみの聖母マリア)」から来ているのです。そう、聖母マリアの称号の一つなのです。つまり、あの小悪魔的美少女のロリータの元は聖母マリアだったのです!つまり聖女だったのです。『マリみて』のマリア様だったのです!そう、マリア様本人がニンフ、つまりアン・ブートゥンだったのです。そしてその応身が小笠原祥子なのです。それはまさに聖母マリアのカルトから処女マリア、乙女のマリアへのカルト、つまり崇拝対象が母から乙女・適齢期の美少女、嬶(かかあ)から娘に変わったということです。それはマリア・カルトの大転換であり、コペルニクス的大転換以来の歴史的事件だったのです。聖母マリア、つまりマザー・メリーからシスター・メリーへの転換です。そして、マザー・テレサもシスター・テレサへと変わるのです。そして萌えの矢に刺された聖テレサはエクスタシーに達するのです。それこそシスター・ゴンジャ(アン・ブートゥン尼)の法悦(萌え)です。聖テレサは「萌え〜!」となってるのです。このショータともいえるエロス(キューピッド)の矢、天使の矢、それが萌えの矢を表しているのです。まさに萌えこそが宗教的体験!それは太古のメソポタミアや日本で見られた女性神託者を復活させたものだと言えるのでしょう。そして、それを最高級に体現したものが「かんなぎ」のざんげちゃんだったのです。私はざんげちゃんの萌えの矢に貫かれた!
さて、ロリータの由来であるマリア様。マリア様は日本では観音信仰と結びつきました。そして『マリみて』の乙女たちが集う庭のマリア像もどこかしら観音像に似てるところがありますね。そしてこの観音様、その正式な名前は「観自在」でサンスクリット語で「Avalokiteśvara」と言います。Avaは「下」 lokitaは「みてる」 iśvaraが「主、支配人、マスター」です。よって、意味は「下界を見てくださっている主」つまり「私たちを見守ってくださる主」となります。そして、リリアン女学園の主は聖母マリアですから、「マリア様が私たちを見守りになる」、つまり『マリア様がみてる』となるのです!そう、マリア様はまさに観音様だったのです!つまり「マリみて」の題名そのものが「観音様」ということだったのです!そしてそれをもっとも体現していたキャラが小笠原祥子さまだったのです。だから「マリみて」はシスター萌えアニメのなかで最高傑作だと思うのです!
さて、なぜ小笠原祥子さまが最上のシスター萌えキャラとなるのか?それはボッティチェリの名作『春』のヴィーナス(アフロディーテ)の位置を占めるのが祥子さまだからです。それはこの『マリみて』の壁紙からもわかります。そして、アフロディーテの子がエロスです。祥子さまはマリアであり、ニンフであり、シスター(スール)でもあり、さらにアフロディーテでもあったのです。そして、祥子様から福沢祐巳ちゃんへのロザリオを渡す儀式もマリア像の前で行われました!あぁ、あまりにも美しい姉妹愛・・・。いと美し!そして、ロザリオもラテン語の「Rosarium(薔薇の園)」から来ています。リリアン女学園の山百合会の本部は「薔薇の館」と言われます。そしてリリアンの温室も薔薇だらけです。そう、リリアン女学園自体が薔薇の園であったのです。そして、その薔薇の園の守り主がマリア様、スール(シスター)たちの守護聖だったのです。まさに「アヴェ・マリア」!そして、祥子さまが山百合会主催の一年生歓迎式で「アヴェ・マリア」をオルガンを弾く姿はまさに梵我一如です!マリア様と祥子さまが一体となってるのです(『マリア様がみてる 第1期』第2話「胸騒ぎの連弾」より)!
ざんげちゃんも「かんなぎ」の主人公のナギの妹です。つまり、プチ・スールなのです!そう、ナギとざんげちゃんは姉妹なのです。つまり、スールなのです!ざんげちゃんは正真正銘のシスターなのです!シスターこそこんな惨めなどうしょうもない私を救ってくれるのです!
シスター萌えは現代の「妹の力」でしょうね。シスターの力、シスターへの萌えを誘発させる力。スールの力、スールの愛、スールの萌え!シスターは私に加護を与える存在。その力になんとかしてあやかりたい。日々の過酷な生存競争に晒されている私たち、弱肉強食の資本主義経済体制のマトリックスである冷徹な市場原理、この残酷な自然の摂理に従って生きる私たちを救ってほしい。猫耳シスターの手も借りたい、シスターのスカートのすそをもつかむ思いなのです!そのシスターのマジカル・パワーにすがりたい一心なのです!私はそのシスターのミラクル・パワー(奇跡の力)にすがりたい。パワフルでマジカルでワンダフルでリリカルでコミカルなミラクル!あぁぁ、くるみちゃん!!!
今こそシスター萌えを世界に知らしめるときです!またスールは姉妹でありますから、妹萌え、姉萌え、シスター萌え、すべて共通するのです。シスターフッドことが萌えの醍醐味なのです。姉妹愛という最高境地。それを体現してるのは「マリみて」の女学園世界。ジョン・レノンの限界はヨーコという偉大なフェミニストを妻に持ちながらシスターフッドを再発見できなかったこと。彼は自称フェミニストでしたが、やっぱり「イマジン」の限界がそれを物語っています。「イマジン」の歌詞には、A brotherhood of man、つまり「人類同胞」を「兄弟」という言葉で表しています。「姉妹」ではないのです。それはオトコを基準としたファロゴ的言葉だったと言わざるを得ません。まるで女性がオトコの一部であるようような。聖書にも女性はオトコのあばら骨から作られたとあるような。そこがジョン・レノンの限界だったのです。それは法蔵菩薩が48の願において変成男子の思想から脱却できなかった限界と共通するものがあります。しかし、それをさらに改革していくのが、このシスター萌えなのです。それこそが世紀の大革命となるのです!変成女子とも言えそうな「マリみて」世界のシスターフッド、つまりシスター萌えとは、古代女神崇拝の復活なのです!
ああ、「かんなぎ第二期」はやんないのかなぁ?ざんげちゃんへの萌えを再び!!!
















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